「異性と出会わなければ生きていけない」というタイプの男女が多く集まるのがワクワクメールのような出会い系であるとされていますが、これだけでは、おそらく、出会い系のすべてを説明したことにはなりません。
むしろ、このような思い込みのもとでワクワクメールを利用した場合、ワクワクメールの利用層の根本を捉え損なうことになるかもしれません。
というのも、ワクワクメールには、「これといって異性に出会う必要を感じてもいないし、一人でも生きていける」のだが「出会い系を利用している」というタイプのユーザーが一定数存在するからです。
そのなかには、「異性と出会わなければ生きていけない」というタイプの人間を食い物にしようと考えて、それらの「寂しがりや」を虎視眈々と狙っている捕食者タイプの悪質なユーザーも紛れ込んでいます。
ワクワクメールは出会いの理想郷か
ワクワクメールに代表されるような「出会い系」という未知のサービスをついに利用するという決意がなされる場においては、「孤独」や「寂しさ」というものが、多くの出会い系ユーザーにとっては決定打として機能することになるでしょう。
「孤独」や「寂しさ」からワクワクメールに登録することになる初心者は、登録されている異性もみんな、また、自分のように「孤独」や「寂しさ」を抱えているだろうと無前提的に考え、「見知らぬ異性同士の出会い」を信じ切ってしまう傾向があります。
むろん、「『孤独』や『寂しさ』を抱えた者同士が出会う」という、ちょっとした美しさを感じさせもする出会い系の「可能性」を全面的に否定してやろう、というような「邪悪な意思」が私にあるわけではありません。
どちらかというと、私は、ワクワクメールという場所が、そのような「孤独」や「寂しさ」を抱えた男女たちだけで構成されており、それらの男女たちが幸福に出会い続けられるような場所であればいいという「願い」を人並み以上に強く持っているくらいなのです。
しかし、私のそのような「願い」をよそに、現実のワクワクメールの環境というのは、それらの「出会いの理想郷」的なヴィジョンとは違って、いささか「殺伐」としたものであると言わざるをえません。
ワクワクメールユーザーの三つの分類
ワクワクメールに限った話ではありませんが、出会い系を利用するユーザーが求めているであろう「充足」は、大きく三つに分けることができるのではないかと私は考えています。
その三つとは、「精神的な充足」、「肉体的な充足」、そして「金銭的な充足」になります。
「精神的な充足」を求めているユーザーについては、さきほど記述したとおりです。彼らは「孤独」や「寂しさ」を抱えていて、それを「異性との出会い」で埋めようと考えて出会い系に登録しています。
「肉体的な充足」を求めているユーザーというのは、セックス目的で出会い系に登録しているユーザーです。出会い系で「セフレ」を探す層などがここに該当することになるでしょう。
最後に「金銭的な充足」を求めているユーザーは、出会い系という場所をお金を獲得する場所として考えているユーザーで、援助交際デリバリー業者やアドレス回収などを目的とした勧誘業者などの悪徳業者、素人女性であれば「割り切り」や「援助希望」と呼ばれるたぐいの女性ユーザーがこれらのユーザーに該当します。
出会い系のユーザーに「強弱」という考え方を持ち込むとするならば、出会い系のユーザーにおいては「精神→肉体→金銭」の順に強くなり、自分より「弱い」立場にあるユーザーに対する「捕食者」としての立場を固めていく傾向があります。
「精神的な充足」を求めているユーザーが「最弱」であり「被食者」ということになるでしょう。
出会い系は「捕食-被食」の関係性の網目である
出会い系にまつわる「捕食」と「被食」の関係について見ていきましょう。
「精神的な充足」を求めているユーザーは、「捕食者」の立場にまわることがありません。「精神的な充足」を求めている限り、そのユーザーは、「肉体的な充足」を求めているユーザーや「金銭的な充足」を求めているユーザーたちの「獲物」であり「捕食の対象」になることが余儀なくされます。
「肉体的な充足」を求めているユーザーは、「精神的な充足」を求めているユーザーに対してのみ「捕食者」としての立場をとることができるでしょう。「金銭的な充足」を求めているユーザーとは「被食」の関係にありますが、その「被食-捕食」においては「共犯関係」という側面を持つこともあります。「自らの身を差し出して食べられる」のですね。
「金銭的な充足」を求めているユーザーは、出会い系においては完全なる「捕食者」であり、「金銭的な充足」を求めているユーザー以外のユーザーを「食べる」ことしか考えていません。彼らは、自分より弱い立場にあるユーザーを「食べる」ことによって「金銭」を得るのですから、当然といえるでしょう。
とはいえ、「金銭的なユーザー」も、「業者」と「素人女性」という違いによって、「肉体的な充足」を求めているユーザーとの間に、「強弱」の微妙な揺らぎや曖昧な境界線が発生する場合もあるでしょう。
金銭的充足を求める捕食者たちの分類
まずは、出会い系においては「強者」であり「捕食者」でもある「金銭的な充足」を求めるユーザーが、彼らの「捕食」を通して、どのように「充足」を得ていくかを見ていくことにしましょう。
前述したように、これらのユーザーは、「援デリ業者」、「勧誘業者」、「割り切り女性」の三種類のユーザーに分けることができます。
「援デリ業者」というのは、違法の管理売春を出会い系の掲示板を活動拠点にして展開する悪徳業者をさす言葉で、ワクワクメールのアダルト掲示板を閲覧すれば、すぐに援デリ業者のアカウントを見つけることができるでしょう。
「勧誘業者」というのは、ワクワクメールのような良質な出会い系に潜伏し、ダミーアカウントを使うことによって、自分たちが運営する「悪質」な出会い系、いわゆる「出会えない系サイト」にワクワクメールのユーザーを誘い込み、ワクワクメールの「外部」に連れ出して金稼ぎを目論む業者です。こちらはピュア掲示板などに出没する傾向があります。
「割り切り女性」というのは、援デリ業者などの手を借りることなく、売春をおこなう素人の女性ユーザーを指す言葉です。「肉体的な充足」を求める「割り切り女性」も例外的にいるかもしれませんが、基本的には、金銭を対価にして身を差し出すことにより「人格」と「セックス」を切り離しながら性交する女性たちですから、「肉体的な充足」を求める気持ちは希薄であると考えたほうがよいでしょう。
出会い系におけるセックスと金銭による捕食
「金銭的な充足」を求めるユーザーにおいて、「援デリ業者」と「割り切り女性」は、「肉体的な充足」を求めるユーザーとの間に、共犯関係的な「捕食-被食」の関係を築くことになります。
「肉体的な充足」を求めるユーザーは、「金銭的な充足」を求めるユーザーに対して「金銭」を奪われるという形では「捕食」されるのですが、そのように「みずからすすんで食べられる」ことを通して「肉体的な充足」を獲得していきます。
「援デリ業者」や「割り切り女性」というのは、「精神的な充足」を求めているユーザーを一応「捕食」できる立場にはあるのですが、「精神的な充足」を求めているユーザーがあまり「セックス」を志向していない場合は「捕食」のきっかけを得ることがありません。
もし、「精神的な充足」を求めているユーザーのなかに「愛のあるセックス」という考えを信じているような「肉体的な充足によって精神的な充足を得られると考えている男性ユーザー」がいた場合、「援デリ業者」や「割り切り女性」も、「精神的な充足」を求めているユーザーを「捕食」することができます。
「孤独」や「寂しさ」を埋めるために「セックス」がしたい、という「精神的な充足」を求めるユーザーは、とりあえず「金銭」を支払えばセックスができる、という相手に「金銭」を支払ってセックスをするのですが、「金銭」が介在する「セックス」においては「性」と「人格」が切り離されていますから、それらのユーザーが「セックス」を通した「精神的な充足」であるところの「愛のあるセックス」を得るのは極めて難しいといえるでしょう。
「金銭」を奪われ、「不満足」な性行為だけがおこなわれ、「金銭的な充足」を求めるユーザーによる「弱者」の「捕食」が完了する、というわけです。
援デリ業者と肉体的充足を求める男性ユーザーの悪辣さ
「援デリ業者」の場合、そこで「セックス」が行われる以上、男性とセックスをすることになる「女性」が、性的な場面においては、「男性」によって「捕食」される立場にたつことになる、ということは忘れてはならないでしょう。
相手が違法の「援デリ業者」である場合は、まず「援デリ業者」と「斡旋されている女性」との間で「捕食-被食」の関係がなりたっています。「援デリ業者」は、管理している「女性」を「捕食」し、その「女性」を媒介にして「男性ユーザー」を「捕食」する立場にあります。
最終的により多く金銭を儲けることになるのは派遣する女性を斡旋する「援デリ業者」であり、実際に男性とセックスをする女性ではありません。「女性」の収益はわずかなものです。
「援デリ業者」によって斡旋された女性とセックスをするために金銭を支払うことによって、「肉体的な充足」を求めるユーザーは、相手の「女性」からではなくて、「援デリ業者」に「捕食」される立場に置かれることになります。
違法売春である「援デリ業者」を利用して女性を買春する、ということは、その男性ユーザーが「援デリ業者」に加担することを意味していますから、「女性」を「捕食」する立場に立つこともなります。
つまり、「男性」はより強い「業者」に「捕食」されながら弱いものである「女性」を「捕食」することになるわけで、「援デリ業者」に管理され斡旋される「女性」は、「援デリ業者」と「男性ユーザー」から二重の「捕食」を受ける「被食者」の立場に追い込まれることになるといえるでしょう。
そもそも「違法である」という一点のみで「援デリ業者」を利用することは考えものなのですが、それでも、どうしても「援デリ」を利用するというのであれば、「法を犯しながら『援デリ業者』に加担し、ワクワクメールの環境を悪化させ、しかも、『管理された女性』という弱い存在を『捕食』することにもなる」という最低限の構造を頭にいれたうえで、「みずからすすんで最低の悪辣さを持つ男性になっているのだ」という自覚を持ちましょう。
勧誘業者は捕食者としてほとんど完全体である
「精神的な充足」を求めるユーザーをメインの「捕食」の対象としているのは、「勧誘業者」になります。もちろん、「勧誘業者」は「肉体的な充足」を求めるユーザーも、その「騙しやすさ」において「捕食」の対象としているので、ワクワクメールのような出会い系においては、「勧誘業者」こそがもっとも厄介な存在であるといえるでしょう。
「勧誘業者」は、「精神的な充足」を求めているユーザーに対しては、その「孤独」や「寂しさ」といった「弱い部分」を刺激するような「いかにも出会えそうな女性」を装う「ダミーアカウント」を作り、「精神的な充足」を求めているユーザーを「ワクワクメールの外部」へと連れ出します。
「肉体的な充足」を求めているユーザーに対しては、「セックス」が餌になります。「ダミーアカウント」の女性の文面が、「いかにも出会えそうな」から「いかにもセックスできそうな」に変わるだけです。
「ワクワクメールじゃお話ができないので、こっちで話しましょう」、「ワクワクメールよりこっちの出会い系のほうが使いやすくてかわいい女の子がたくさんいますよ」、「スマホが壊れてしまってワクワクメールが使えないので、今後はパソコンで使えるこっちの掲示板でやりとりしましょう」、このような誘い文句とともに、自分たちが運営する悪徳出会い系サイトのURLを送りつけ、ワクワクメールの運営が関与することができないそれらの悪徳出会い系サイトに誘導し、登録させ、無事に「捕食」の完了というわけです。
「勧誘業者」と関わり、「勧誘業者」が運営する悪徳サイトに登録などをした場合、「精神的な充足」を求めるユーザーは「心ときめく出会い」を封じられた状態でただただ「金銭」を奪われ、「肉体的な充足」を求めるユーザーは「セックス」を封じられた状態でただただ「金銭」を奪われることになります。
「金銭的な充足」を得るために、「精神・肉体」双方のユーザーをくまなく「捕食」することが可能な勧誘業者は、ワクワクメールのような出会い系における「捕食者」としては、ほとんど完全体であると言ってもよいかもしれません。
「勧誘業者」をしっかり回避することができれば、「金銭的な充足」を求めるユーザーの大半を避けた状態でワクワクメールが利用できるということになります。
それはつまり、「精神的な充足」を求めるユーザーであれば「出会い」を、「肉体的な充足」を求めるユーザーであれば「セックス」を、出会い系において上位に立つ「強い存在」に「捕食」されることなく、ようやく落ち着いた状態で探しはじめることができる、ということであります。
肉体的な充足を求めるユーザーによる捕食
しかし、ここで「ようやく落ち着ける」のは、「肉体的な充足」を求めるユーザーでしかなく、男女問わず「精神的な充足」を求めて出会い系を利用しているユーザーは、同じ理由で出会い系を利用している「異性」を探し始めるまでに、もう一つの「捕食」を警戒しなければなりません。
それは、「肉体的な充足」を求めるユーザーによる、「精神的な充足」を求めるユーザーの「捕食」です。これは、多くの場合、「男性」のユーザーから「女性」のユーザーに対して行われることになる「捕食」です。
「出会い系を利用していたら、素敵な出会いがあるかと思っていたのだけれど、ただのヤリ目的の男性に騙されてヤリ捨てられた」というような女性からの体験談は、出会い系にまつわる体験談を読み込んでいれば必ず読むことになるものだと思いますが、このようなケースが、まさに「肉体的な充足」を求めるユーザーによる、「精神的な充足」を求めるユーザーに対して行われる「捕食」といえるでしょう。
それは、おそらくは「タダマン」という言葉に言い換えられると思います。ワクワクメールのような出会い系において「タダマン」を目的に利用しているタイプは、基本的に、「精神的な充足」を求めている女性ユーザーを狙います。
「肉体的な充足」を求めている男性ユーザーなのだから、「肉体的な充足」を求めている女性ユーザーを狙えばいいじゃないか、と思われるかも知れませんが、話はそう簡単にはいきません。なぜなら、出会い系には、「肉体的な充足」だけを求めている女性ユーザーというのはほとんど存在しないからです。
「肉体的な充足」を求めている女性ユーザーは、「ついでに金儲け」といった流れで、「金銭的な充足」をも求める女性ユーザーになっている場合がほとんどです。となると、「タダマン」をしたいと思っている男性ユーザーは、「肉体的な充足」を求めている女性ユーザーを狙う限り「金銭」を支払わねばならず、「タダマン」ができない、ということになります。
タダマン志向の男性による「捕食」は二重の効果を持つ
そうなると、「タダマン」を狙う「肉体的な充足」を求めている男性ユーザーが「タダマン」をして「肉体的な充足」を得るためには、出会い系における「強弱」で「弱い立場」にある「精神的な充足」を求めているユーザーを狙うという選択肢だけが残されることになります。そして、前述したような、「ヤリ捨て被害の体験談」がまた新たに一つ生産される、と、おおよそ、このような流れになっているわけです。
「精神的な充足」を求める女性ユーザーは、「タダマン」志向の男性ユーザーに警戒して接触を避けなければ、彼女の「精神的な充足」を得ることができません。
出会い系で「タダマン」を狙う男性ユーザーによって性的に「捕食」されることになった女性ユーザーは、「タダマン」を狙っている男性によって傷つけられ、出会い系から静かに去っていくことになります。
「精神的な充足」を求めている男性ユーザーにとっては、「精神的な充足」を求めている女性ユーザーだけが「出会い」の相手になりうるのですが、肝心のその女性ユーザーは、自分の一つ上位にいる「肉体的な充足」を求めている「タダマン」志向の男性ユーザーによって奪われてしまう、という傾向を持ちます。
つまり、「タダマン」志向の「肉体的な充足」を求める男性は、「精神的な充足」を求める女性ユーザーを「捕食」することによって、同時に、「精神的な充足」を求める男性ユーザーをも「捕食」している、ということになるのです。
このような構造にふいに気づいた「精神的な充足」を求めている男性ユーザーが、心機一転、「タダマン」を志向する「肉体的な充足」を求める男性へと転身し、「精神的な充足」を求めている女性ユーザーを「捕食」する「タダマン」を成功させる、というパターンもあります。
そのような見事な転身と成功をまのあたりにすると、私は「あなたは本来は、『タダマン』という『捕食』ではなく、『心と心の交流』をこそ望んでいたのではなかったのですか。精神的充足を求めている女性と、そんなふうに出会うはずではなかったのではないですか」と言いたくなる気持ちも芽生えるのですが、それはあまりにも感傷的な態度であるかもしれません。
ワクワクメールに残された「出会い」の最後の可能性
もちろん、このような構造に気づいていながらなのか、それとも、本当に何も気づいていないからなのか、「タダマン」志向に転身せずに、「捕食」につぐ「捕食」で「精神的な充実」を求める女性がどんどん減少しているにもかかわらず、自分の「孤独」と「寂しさ」をどうしても埋めたいという、「精神的な充実」を求め続ける男性ユーザーも数多く存在します。
果たして、彼ら、「精神的な充実」を求める男性ユーザーと、「精神的な充実」を求める女性ユーザーという、出会い系における「被食者たち」は、ワクワクメールで、幾多の「捕食者」たちから逃れきってついに出会うことができるのでしょうか。
私は、「できる」と信じている側の人間です。もちろん、その可能性はかなり少なく、様々な困難を乗り越えていく必要がありますが、「彼らは、絶対に、出会えない」などと言い切ることはできないのです。
ワクワクメールという出会い系の生態系のなかで最も弱い「被食者たち」である彼らが「出会い系」という言葉どおりに出会ってみせるためには、彼ら「被食者たち」が「自分たちは被食者なのだ」という自覚を持つところから出会い系を使い始める必要がある、と考えています。
捕食を避けながら「出会い」の可能性に手を伸ばす
「そうすればかならず出会える」ということを確約することはできませんが、出会い系における「捕食」と「被食」の「関係性の網目」についての「認識」を持つということは、「出会い」の可能性をゼロではなくするための、唯一の方法であると思います。
「精神的な充足」を求めて出会い系を利用するのであれば、最低限、この「認識」を持っていなければならないでしょう。このような「認識」なしに、甘い「出会い系を使えばきっと素敵な出会いがあるはずだ」というような態度で利用を開始した場合、「捕食者」たちは、いっせいに「被食者」に襲いかかってくることになるはずです。
出会い系における「捕食」と「被食」の「関係性の網目」についての「認識」を持ったうえで、極力「捕食者」と関わらないようにすること。これが、ワクワクメールにおいて「出会い」を求めている人の「出会い」の可能性をつなぎとめる数少ない方法であるように私には思われます。
これからワクワクメールを利用して「出会い」を求めることになる「孤独」で「寂しい」ユーザーに対して、私が言えることは「とにかく被害者にだけはならないことだ」という言葉だけ、ということになるかもしれません。
出会い系を「孤独」や「寂しさ」から利用しはじめる以上、「被食者」の立場に立つことだけは避けられませんが、実際の「捕食」を回避しつづけ「被害者」にならないことによって、わずかな出会いの可能性に手をのばすことだけはできるのですから。